アームロールにタイヤを載せない

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春だ! 生理だ! 1時間寝坊!

 

PMSも生理不順も昔からひどい。ピルを飲まないと、だいたい40日〜2ヶ月ぐらいの周期。「28日生理周期」は都市伝説だと思っている、と友人に話したところ、「じゃあ生理がいつくるか、大体でも分かんないの?! 大変だね!!」と同情されたことがある。都市伝説が目の前に在るということ。

実際、「ピルを使わなくても生理のくる日はだいたい分かる」って女の人は全体の何割ぐらいなんだろう。もしかしてそういう人のほうが多いんだろうか・・・。みんな無意味に徹夜とかして体内時計を破壊したりしないの?

 

産んだらマシになるよとみんなに言われたが、特に変化はなかった。もう妊娠はしちゃいけないぞ! ということを心に誓っているので、今後閉経まではずっとピルなりなんらかの方法で妊娠不可能な状態に体を維持することになるに違いない・・・。

 

そう、妊活してたときしんどかったな・・・。ピルユーザーが妊活すると、ピルで抑えていたPMSとか肌荒れとか眠気とかが全部暴発になり、その上で「今月も妊娠失敗!!! 次いつ排卵が起こるかは誰にも分からない!!!」って感じになるからしんどいんだよね。完全に無防備な状態で絶望に向き合うことになるっていうかさ・・・。何年も妊活する人はすごいなと本当に思う。

 

次のピルのこととかを考えるのが面倒だから、今のピルが切れたらIUDを入れようと思っている。

IUDってご存知? 下の画像のような器具を膣の中に入れるのよ。それがなんやかんや上手いこといって避妊ができたり生理痛が緩和されたりする。入れてる友達は「生理がなくなった」と言ってた。

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手術で膣の奥のほうまで入れるから、一回入れたら5年ぐらい何もしなくてよくて便利。

手術は怖いし、ときどきズレて痛かったりするらしい。嫌だねえ! 入れたくないねえ!

日本では「IUDぶちこんだろ★」って思うような女が少ないので、医者もあんまり経験がない。嫌だねえ! 入れたくないねえ!

あんまりこういうこと言いたくないけど、欧米ではシールタイプの避妊方法とか、腕にパッチみたいなものを埋め込む避妊方法とか、膣に埋め込むよりはマシみたいな方法が色々あるので、日本でもそういう方法が増えるといいのだが。

膣、器具を埋め込みたくない臓腑ランキング4位ぐらいだよね(1位は脳! 2位は尿道! でも尿道は臓腑ではない)。

 

まあそれはそれとして。

このまま私が生理のない女になったら、息子は「女の人は生理がつらい」ということをどうやって理解するんだろうとふと思う。

将来、息子に、女の友人や恋人ができたとして、彼女らが「生理がつらくて・・・」とションボリ打ち明けたときにIUD入れたらいいじゃん!!!! うちのお母さんはそうしてるけど!?!」みたいな、あらゆる観点からみて最悪のアドバイスをブチかますような男にだけはなってほしくない・・・。

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昨日は仕事をしたり、しなかったり。どちらかというとしなかった(しましょう)。

仕事、ありすぎて終わらねえ〜嫌だ〜嫌だ嫌だ〜と思っていたのだが、だんだん「こんなにあるんだネエ・・・」みたいな謎の余裕に変わってきてしまっている。己を許す心・・・。

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午後は息子と遊ぶ。散歩をしていたら、工事現場にクレーン車がいたので20分ほど観察。息子は大きな声で「クレーン車、すご〜い! クレーン車、すご〜い!」と言っていた。モテる女みたいだな・・・と思いながら見る私。

建設会社の駐車場が近くにあったので、息子とそこの駐車場にある車を観察する。「トラックについて、もっと知りたい」と息子が言ったので、「トラックの運転手さんに聞いてみたら?」と言うと、ウン・・・と言って運転手さんのほうへ歩き出す息子。

運転手さんは「これはアームロールですよ」と親切に教えてくれた。

息子はバカデカい声で「じゃあこれにタイヤを載せるってことですね?!」とコメントしたが運転手さんは「タイヤは載せないよ」と言っていた。

 

息子を産まなければ、車のかっこよさに気づくことなんて生涯なかっただろうなと思う。息子はいつか車への執念を忘れてしまうのだろうが、私はアームロールのことをしばらくは忘れないはずである。

 

散歩では、大好きな和菓子屋さんにも行った。ここのお団子が好きなのだが、人気なので全部売り切れていた。しかたないよね〜と言ってまた歩く。

 

帰宅後は、夕食食べてからひたすら絵本。

あいかわらず『めっきらもっきら どおんどん』を愛している息子。「めっきらもっきら」と言うとき、発音がちょっと難しくて、うまく言えていない。「めちらもちら」とか「めっきっらっもっきっら」とかになる。どおんどんだけ死ぬほどデカい声。可愛い。

息子は日本に帰ってきて以来、絵本を読んでと自分から言わなくなって、大丈夫かな〜と思っていたのだけれども、

まああんまり気にせず親が読みたい絵本を読んでいたら、最近また「これ読んで」というようになってきた。絵本はダイレクトに語彙が増えるのでいい。

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昨日はアメリカの絵本のサブスクサービスから絵本が3冊届いた。英語圏の絵本、全然教訓的じゃないやつがしばしば届くので好きだ。

「誕生日ケーキを友達に持っていこうとしたんだけど、美味しそうだから全部食べちゃった グハハ(オチなし)」とか、

「ジェットコースターに乗りたいのに身長制限があって乗れなかったから、監視員の人を食べてからジェットコースターに乗っちゃった グハハ(オチなし)」とか。

 

どうすんだよこれ・・・と思う。

教訓的なやつは「みんな違ってみんないいよね」「失敗したっていいよね」「言葉で伝えてみよう!」みたいなそういうメッセージのやつが愛されがち。 

あとは、「ママ/パパは君のことが本当に大好き!!」もめちゃくちゃ多いと思う。

あんまりこういう「大好きだよ!」系の絵本って日本にはないような気がするけど(『どんなにきみがすきだかあててごらん』はそうだけど、これは英語圏の絵本の翻訳だし・・・)、私はこれがとっても好きだ。

息子のことが大好きなので、言えると嬉しい。

でも絵本としての面白みに欠けるので息子はあまりその手の絵本が好きではない。

 

私が好きな「君のことが大好き!」系の絵本はこれかな。絵も可愛い。

www.amazon.com

人に絵本をもらったりすると、自分では絶対に選ばないような絵本だったりして、結構楽しい。

うちの親は、ストーリーがない系(『あかいふうせん』とか『うしろにいるのだあれ』とか)、義理の実家の人間はかなり教訓的なやつ、『おおきくなるっていうことは』とかをくれる。

絵本わたすのっていいよね。いつか私も誰かの子供に絵本をあげたい。

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さて、仕事せねばならん。頑張ろ・・・。