私の教えを否定しなさい(というなんともありがたい教え)

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日曜日。夫が仕事へのやる気をなくしていたので、ここぞとばかりに「遊びに行こうヨ・・・」とささやく。息子も、新しいリュックと帽子を被り、じゅんび は ばっちりだ(宮尾節子)。

息子は新しいリュックの中に絶対モンダミンを入れると主張。しかも2本。なぜならモンダミンは2本で完全体だから。息子の中ではそういうことになっているので、私もノリノリで「入れよう入れよう」と応じた。

息子が靴を履くのにいっしょうけんめいになっている隙をみて、こっそりモンダミンを抜く。君がバテたあと、モンダミンを持つのは親の役目だし、親はあまり大量の液体を持って歩きたくないのだよ・・・。

 

夫と私は、「自宅周辺にある和菓子屋さん、ぜ〜んぶ制覇しちゃおう!」と意気込んでいたのだけれども、雨がぱらつくのでひとまず駅ビルへ。「GUあるじゃん!!」「JINSあるじゃん!!」などと言っているうちに和菓子屋へかける思いは脆くも崩れ去る。

服屋でひとしきり買い物。あったかくなってきたので、それにあわせてみんなのパンツなど。わたしはレギンスを買った。きょうの朝さっそく履いてみたけど気に入った。気に入る洋服が買えると嬉しい。

 

買い物後はカフェでまったりと「カラオケでいいね」「カラオケにしましょう」と言い、みんなでカラオケに行った。和菓子屋のことはもう全く忘れている。

 

ちなみにカラオケにたどり着く前の「GUあるじゃん!!」ぐらいの段階で息子はバテていた。モンダミンを抜いておいてよかった。

 

わたしはカラオケが大好きだ。そんなに歌がうまいわけではないのだが、歌うのは大好き。たぶん、人生でいちばん通った場所はカラオケ。次が高校。

キッズルームではなかったので、息子はちょっと退屈そうだった。

もうすこし息子がおおきくなったら、カラオケで一緒に楽しめたりするのかな。思春期の男の子って歌声を親に聞かれるのとか大丈夫なのかな。わたしは、親にだけは自分が歌っているのを見られたくないな・・・。兄弟はいいけど。

 

息子の好きな『スマイルプリキュア』のテーマソングを2回歌った。

 

帰り道、夫に、「朝、母親とLINEをしたよ」と話をする。

教育方針で悩む、と母に相談したところ、「子供は勝手に育つよ」とアドバイスをもらったのだ。

そのときは「やっぱり子供を5人も産んで育て上げた人のいうことは信頼できるなあ」と感動していたのだけれども、冷静に考えてみると、うちの兄弟は全員メンタルに問題を抱えているか就職に失敗するか引きこもりになるかしている。

夫はそれを聞いて「ふふふ」と笑っていた。

 

わたしは自分という存在がだいすきなので、畢竟、親のこともだいすきなのだが、育児方針については彼らを参考にすることはできないのかもしれない。

でも、親世代って教育方針についてめちゃくちゃコメントしてくることない? なんでなんだろう。

上野千鶴子が何かで書いていた、千鶴子が母親に「お母さんの教育方針をふりきって自分で自分を育て上げるのにどれほど苦労したか」と怒ったら、「自分で自分を育て上げることができるように育ててあげた私のおかげだな」とコメントされ、あ〜この母親は〜、と思った、みたいな話を思い出す。

夫の親も、私の親も、そういう気持ちなのだろうか。謎。

 

*

 

夫は仕事をまいにち真面目にがんばっていて偉い。偉すぎて夫と全然遊べないので偉くなくなれと思う。

夫はしかし「通勤していたころに比べて、仕事をがんばるとかそういう気持ちが失せてしまった」と悩んでいる。そういうことで悩むというのがまた真面目。真面目をやめろと思う。

私は通勤していた頃と在宅で働いている今で、そんなに「頑張り度」みたいなものが変わらない。電車で通勤していたのだが、電車があまりにも嫌いだったので、「電車に乗るのをがんばったから午前は頑張らなくていいか・・・」みたいな謎の理屈とともに、仕事をさぼって読書をしたり掃除をしたりしていた。

最終的に電車に乗るのが嫌になって会社を辞めたし、マジで会社の人迷惑だっただろうな・・・。

電車に乗るのが嫌で会社を辞めてしまった人ってどれぐらいいるんだろう。結構多いといいのにな。みんな毎日通勤していてえらい。

 

コロナでリモートワークが一般的なことになって、「リモートワークはきつい」と言っている人がいるそうだけれども、私はやっぱり、電車のほうがきついな・・・と思ってしまう。人と会うと「この人は可愛くて素敵だなあ、それに比べて私は・・・」とかそういう、コミュニケーションにおける不要な摩擦とかも生じるし。根がコミュ障。

 

きょうの朝は息子が早起きboyとしてのつとめを全うしたので、日記を投稿できなかった。お昼までに投稿できて嬉しい。

 

そのような感じ。