わたしはきっと動かなくなる、にどと

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「学ぼう★飛行機の歴史」みたいなVHSを観た。VHSというメディアのこと、これからの人生であと何回思い出すんだろう?

色々勉強になったのだけど、一番心に残ったのは、飛行機とかが発明されるよりずっと前、空を飛ぼうとして墜落死した人のこと。ナレーターが墜落死のことを「地面に大きな穴を開けて二度と動くことはなかった」と表現していて、しばらくウケてしまった。

 

私も将来墜落死することがあったら、墓碑はこれでいきたいな。私は死んだんじゃなくて、地面に大きな穴を開けたあと2度と動かなかっただけなの。

発展してあらゆる「死」は「2度と動かなかっただけ」と主張することもできなくはないな。私は死んだんじゃないの、2度と動かなかっただけ。うちのハムスターもそう・・・。

 

死ぬほど(2度と動かなくなってしまうほど)どうでもいいんだけど、VHSって、収録時間が長いと物理的に重さが増える感じがいいよね。昔ビデオ屋さんでビデオ借りた時、「重いからお得な感じがする!!!」と映画ばっかり借りていたのを思い出す。

記憶とその重み(物理)。

 

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息子は徐々に登園という行為に慣れてきたみたいで、朝のバスでは、バスに乗ってしまうと泣き止むようになった。コングラッチュレーション。

きょうの朝などなんと親に手を振っていた。幼稚園がたのしくなければああいう反応は出てこないように思うので、よかったねえ。1週間ぐらいで慣れてしまうものなんだなあ。

親的にも、8時から12時ぐらいまでは仕事をして、午後からは家族みんなでプラプラ遊ぶのは結構楽しい。幼稚園いいなあ、幼稚園いいよなあ、専業主婦の存在を前提にしていること以外は・・・

 

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昨日は、「とうとう今日の夜に日プのエピソード2が配信される・・・」と思って一日中ドキドキしてしまい、仕事がな〜んにも手につかなかった(最悪)。今も全然仕事に集中できない(最悪)。

推し、どうなっちゃうんだろう、これから・・・。

 

GYAOで無料配信中なので皆さんもぜひ見てください(隙あらば布教)。海外からもVPN使えば見られます(隙あらば布教)。

 

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息子が幼稚園から帰ってきてから、みんなで近所の大きな公園へ。

フリスビーみたいな何か黄色いやつを道中に購入して、公園で遊ぼうとしたのだけれども、寒すぎたので2分で諦めた。根性ゼロ。息子は楽しそうだった。

 

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帰宅後、アンガーマネジメントの本を2冊ほど読む。まだ2冊しか読んでいないのであんまり語るのもどうかと思うのだけれども、まあ語ります。

 

思ったよりも「小手先の技術」の側面が大きいな、という印象。なぜ怒ってしまうのか、とか、そういうことではなくて、怒りを感じたときにどういうふうに受け流すかについての技法をたくさん教えてくれるイメージ。

 

多分だけど、「アンガーマネジメントをせねばならん」と思い、本を買うとかの「行動」に出た時点で、怒りをコントロールしたいというモチベーションがかなり強い状態だから、ほぼほぼコントロールに成功したも同然の状態なような気がする・・・。メンタル系の病気は自覚ができた時点でほぼ治っているみたいな理屈で。もちろん、テクニックを学ばないといけないので、「マネジメントせなな〜」と思っているだけではダメなんだけど。

 

それから、アンガーマネジメントをサラッと実践できる時点で既にかなり「怒らない人」「問題のない人」のような気はする。

アダルトチルドレンとか、自己肯定感が低すぎるとか、そういう人が急に小手先の技術だけ学んでも、「何に怒るべきか」「何に怒らないべきか」の判断が付けられないので、結局前よりももっと地獄のような怒りを培養させることにつながりそう。

あとは、抑うつ系の人がアンガーマネジメントとかやると、容易に「死(2度と動かなくなること)」が近づくので、抑うつ系の人はむしろアサーティブとかを学んだほうが良さそうな気がする。

あと、日本の女性って概して怒らない訓練を人生で積んできている気がするから、そういう人たちに対してアンガーマネジメントが本当に有効なのか? というのは謎だよな。

 

もちろん、アンガーマネジメントっていうのがもともと、万人に有効なものとして提供されているというわけではないですしね。まあだから、抑うつ系の人に向いてなくなーい?! とかって言ってイチャモンつけるのはお門違いなわけですが。

 

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自分ごととして考えたとき、育児をする母親には、アンガーマネジメントって果たして本当にベストな「怒らないための方法」なのかな。

どうやら「行動や発言を変える」ためのメソッドは、アンガーマネジメント以外にもたくさんある。アサーティブとか、認知行動療法とか、対人関係療法とか。傾聴とかもその仲間のような気もする。

どれも勉強したことがないので、アンガーマネジメントについてはこのへんで止めて、他のジャンルにも手を出してみようかな。

私は、「一番しっくりくる方法を信奉する」というよりは、いろんな本をバーッと読んでみて、気に入った知識をつまみ食いで使うのが好きなタイプだし。

 

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昨日はかなり息子に優しくできたような感じがする。優しくっていうのか、自分勝手に怒らないでいられたというのか・・・。

日本に帰ってきて以来、他の3歳児に比べてできないことが多いぞ、と思って、ちょっと幻滅〜、みたいな気持ちになっていたのも、怒りの原因だったのかもしれない。

別にできなくてもいいのにね。うちの兄弟の中には3歳のときには小学1年生レベルの漢字まで全部読めた人間もいるけど、でも、大学行けなくなって、22歳ぐらいで中退してたし。

 

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夕食は胃がアラサーしてたので、ゆでたほうれん草にポン酢をかけたやつ。ポン酢のある生活は素晴らしい。これからの一生ずっと夕食がゆで野菜でもあんまり絶望しない気がするな。ゆでたオクラ→ゆでたほうれん草→ゆでたオクラ→ゆでたほうれん草 のコンボで一生をやっていきたい。