合格できなければ不合格

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プロデュース101 JAPANのことで頭がいっぱいなオタクをやっている。推しの一生がずっと幸せなものであってほしい・・・。

 

昨日は金曜日。息子は疲れたみたいで、幼稚園から帰ってきたはいいのだが、お昼ご飯を食べている最中に寝てしまっていた。疲れたんだねえ。寝たいだけ寝ていいよ。と思っていたのだが、13時ごろから寝始めたのに16時になっても起きない。

夫と話し合った結果、息子の寝ている部屋でゾンビ映画を観ることにした(ゾンビ映画は大概うるさいから)。起きてもいいし起きなくてもいいヨ・・・と優しい気持ちになっていたら、観初めて30分ほどで起きてきた。

観ていたゾンビ映画は『感染家族』。まだ途中までしか観ていないけれども、すごくいい。みんな思っていたと思うけど、ゾンビより絶対に田舎のアジュンマとアジョッシのほうが怖い。「ゾンビとかいうけど、共存したいし、別に歯抜いちゃえばよくない?」という、完全にめちゃめちゃホラーな発想。日常と非日常の融合いいぞ・・・。こういうのばかりを観て一生を終えたいな(でもプデュも観たいから悩ましいな〜)。

 

映画を観ながら、隣家の住民とLINE。隣家の住民はプデュは観ておらず、もっぱらバチェラーとバチェロレッテを観ているとのことだった。そっち派かあ。

 

バチェラーの楽しみ方がよく分からない。人間って一皮剥けばこんなに底意地が悪いんですよぉ〜!! みたいな目配せを感じるのが苦手。コンビニに売ってる週刊誌っぽいっていうかさ・・・。

しかもあれだけ努力して結局手に入れられるのが単に「スペックの高い異性」っていうのが脱力する。私ならあれだけイライラさせられる環境に置かされて、恋愛しかすることないよ!! 恋愛ができるということに至上の喜びを感じてね!!! って言われたら、辛くて辛くて死んでしまうと思う。

 

「司法試験ドキュメンタリー! 2年で合格できなければ全員不合格(当たり前)!!」とかのほうがいいよ(謎の提案)。

 

でもお隣さんのことが好きなので(理由は隣に住んでいるから)、「バチェラー私も好きです」と大嘘をぶっこいた。

 

 

*

 

アサーションの本を1冊読む。なるほどねえ、と思う。これは「全然ピンとこんかった」という意味の「なるほどねえ」。まあでも1冊読んだだけでは何も分からないからな。

横文字になっていることからも分かるとおり、アサーションが生まれたのは英語圏。っていうかアメリカ。なので、日本でゲットできる本にも翻訳が多い。

翻訳のアサーション本は良くない。なぜ良くないかというと、アメリカにおける「コミュニケーション」は日本のコミュニケーション方法と全然違うから。

無意味なことしか言ってなくても、人の話を遮ってデカい声で喋れるのがいい、と思っている人がそれなりの数で存在するような国の「コミュニケーション」を日本人は参考にしづらい。外資系だと違うんだろうけど。

アサーションは全然本も出版されていなくて、流行ってないな〜という感じがしたのだけど、そりゃそうだよなあと思う。

 

そもそもアサーションっていうのを日本語訳しなかったのもな。パッと「アサーション」とだけ言われて意味が取れる人は少ないと思うし。

あと、朝にするおしっこのことか・・・? と毎回思ってしまうし(私だけである)。

 

傾聴とかのほうが流行ってるよね。傾聴はなんかもう、見ただけで意味がわかるしね。

 

夫婦のためのアサーションみたいな本を2冊ほど読んだら、アサーションは切り上げて、認知行動療法の本を読もうかな・・・。

 

っていうかね、こういう本を定期的に読むという行為そのものが、「息子にキレるのはよくない」という前提を育ませているんだよね。

 

カナダでキレなかった理由の一つに、「異国で児童虐待していると認定されたらマジでヤバい状況になりそうだから」という身も蓋もない理由があるよ。

日本って大概の家庭が機能不全家族だし、多くの父親と母親は子供に対して無意味にキレてるし、キレて虐待ですねってなっても余程のことがない限り刑務所に入ったりしないし、なんていうのかな。キレることに対する抑止力があんまりないんだよ。

 

抵抗してこないと分かっている子供を使ってストレス発散するのは楽しいじゃん。楽しいよね? 建前がどうとかは置いといて、子供をいじめるのって楽しいんだよ。自分の強さを錯覚できるから。

でもね、日本では親が子供にキレることにそこまで「絶対ダメだろ」っていう感じがないよね。

子供にキレてもさ、「夜、すやすや寝てる子供の寝顔を見ると反省しちゃいます・・・」とか言えば、誰にも虐待です、とか指摘されず、それどころかお母さん頑張ってるよヨシヨシで終わりにできるから、キレない手はないよね。そう思いませんか? 子供に無意味にキレることには合理性があるよ。

 

でもね、そもそもあんまりキレないほうがいいんだよね。あんまり「普通のお母さん」をやらずに、群れずに、普通にキレない育児をやっていこうと思うよ。

 

キレないための本には、基本的に「感情的にキレるのはいけないこと」という価値観が通底して流れているから、そういう本を続けて読むことによって、やっぱキレるのってよくないよなあと何度も確認していきたいと思う。