今週読んだ本
・武者小路実篤『幸福な家族』
・神山 典士『知られざる北斎』
・夏目漱石『夢十夜』
・斎藤 裕、 斎藤 暁子『ママ、怒らないで。(新装改訂版)』
・安藤俊介『アンガーマネジメント入門』
・伊藤拓『精神科医が教える後悔しない怒り方』
・アン・ディクソン『働く女性のためのアサーティブコミュニケーション』
・野末武義『夫婦・カップルのためのアサーション』
・大野裕『はじめての認知療法』
・水島浩子『対人関係療法で改善する夫婦・パートナー関係』
武者小路実篤、「まさかハッピーエンドになってしまうのか・・・?」と思いながら読んだら本当にハッピーエンドになってしまったので笑い転げた。マジで全然なんか・・・なんかずっとハッピーなままだった。心が疲れた人のためのエンターテイメントじゃん。
登場人物を全員美少女にすることで、完全に現代の日常系ラノベとして成立する。試しに「白樺派 ラノベ」で検索したが、誰もそんなことは言っていなかった。言えよ。
武者小路実篤がいる飲み会、オナニーの話ですら「青年の持つ健全な欲望」みたいな感じで消費されてしまいそうだな。
武者小路実篤を怒らせる飲み会とか開催したいね。「じゃあネトウヨを集団でおちょくるのはアリですか? サネさん!」「じゃあ、欠損バーのブッシュドノエルで飲みますか?! サネさん!」(サネさんはブッシュドノエルは評価しそう)
でもなんかこう、「新しい時代の家族ってこんな感じでいいじゃん」「小説としてはずーっとハッピーでなんだか分からんかもしれないけど、マジで家族ってこういう感じでずーっと幸福でいいじゃん」っていう強い主張は良かったな。
アサーティブだのアンガーマネジメントだのの本、なんかサクサク読めてしまって、さすがだなと思った。忙しい社会人たちに読んでもらうための本はやっぱり死ぬほど分かりやすくていいな〜。
普段「漱石を見習ってくれ」「旧字体をやめてくれ」「Siri、順風満帆のことを"じゅんぷうみつるほ"と読むのはやめてくれ」と思っているので(最後のはAppleのせいなのだが)、分かりやすく書かれた本の存在がありがたくてありがたくて、逆にちょっと不安になってしまった。
今週読んだ漫画
柏木ハルコ『失恋日記』
田中靖規『サマータイムレンダ 13』
野田サトル『ゴールデンカムイ 25』
山田鐘人 、 アベツカサ『葬送のフリーレン 4』
柏木ハルコ『失恋日記』、良かったな・・・。柏木さんの漫画を集めるほかない・・・。
サマータイムレンダがとうとう終わってしまった。最後まで何が起きているのかよく分からなかった(タイムリープものいつでもこれ)。
葬送のフリーレン、良さがよく分からないまま読んでいる。この作品は、すごいなんか、往年のガンガンを感じるよね。感じませんか。そうですか。変だな・・・。この空間にはオタクしかいないはずなのに・・・。
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なんだか本を読んだような読んでいないような一週間だった。来週はもっとちゃんと本を読もう・・・。