捨てられないの心の闇

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昨日は朝から健康診断。

同じく健康診断にきた見知らぬ女の人が、着物をバッチリ着つけていて、髪の毛もセットしていた。

やっぱり普段から着物を着てると、寝起きで朦朧としながら朝の準備をすると「あっ! また無意識のうちに着付けてしまった!!!」みたいな感じになってしまうんだろうか。そんで、もう〜今から着替えてたら遅刻するしもういいわ!!! ハイ鍵持ったスマホ持った財布持ったハイハイハイ!!! ハイハイハイハイ!!!! あ〜〜絶対なんか忘れてる、家出て15分後ぐらいに絶対気づくんだけど今のところは気づいてないからもういい!!! あ〜〜〜〜〜!!! もうなんか絶対玄関に「毎日持っていくものリスト」を書いて貼ったほうがいいってこれ3年ぐらい前から思ってるけど1度もやったことない!!!! ああああ〜〜〜〜! 助けてくれ〜〜〜〜!!!! みたいな感じになるのかな。ならないのか。私しかなってないのか。

 

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健康診断では、バリウムを飲んでの胃の検査を始めて体験した。

 

強い胃の不快感をおぼえながらバリウムを飲んでいると、まるでバリウムを飲んでいるから気持ち悪くなっているような気がしてくる。

朦朧としながら、「これは絶対に飲んではいけない・・・毒だ・・・」という確信とともに、でも大人なので、めそめそしながら飲んだ。

 

ハリー・ポッターで、ダンブルドアが湖の水をめそめそしながら飲むシーンあったじゃん(あったのよ)。

「もう飲みたくない・・・」っておじいちゃんが言って、ハリーはでも、おじいちゃんから事前に「湖の水を飲んだらワシは変になっちゃって、もう飲みたくないよ〜とか言うだろうけど、絶対に飲ませ続けて!!」って言われてるから、「先生!! がんばれ!!! 飲め!!!!」って励ますの。あれを思い出した。

 

正直なところ、ハリー・ポッターで一番感情を揺さぶられたのはあそこだよな・・・。もはやハリーポッターで覚えていることあれしかないと言っても過言ではない・・・。おじいちゃんをいじめないで・・・。

 

 

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健康診断を終えて駅まで向かう途中で、姉とLINE。近くで昼ごはんを食べているそうだったので、合流して一緒に食べた。私はバリウムの興奮冷めやらずという感じであんまり食欲がなかったので、紅茶だけ頼む。

 

久しぶりに姉と喋った。姉は歯列矯正を始めたらしい。「見せてあげたいが、ちょっと今はご飯を食べた直後で恥ずかしいから見せられない。申し訳ない」みたいなことを言われたのが、正直なところ別に、人の口の中を見たいと思ったことはあまりない。

 

実家のゴシップをめちゃめちゃ聞く。やっぱり父方の祖母のエピソードがダントツで面白い。いつ聞いても「ザ・パーソナリティ障害」という感じ。うちの母親は本当に苦労しただろうなあ、といつ聞いても思う。

 

私は父方の性格をものすご〜く濃く受け継いだので、老いるのが怖い。もし認知症とかになって、祖母のような性格が出たら最悪だ。これだけ頑張ってきた人生が、最後にあんなふうになったら嫌だ。介護してくれる人がいるんだろうけど、その人に「死んでくれて良かった」と思わせたら悲しい。

もっと穏やかな感じがいい。下の世話とかはしてもらうのかもしれないけど、感情的には落ち着いていたい。本当にそう思う。

 

まだらボケとかになったら、本当に怖い。自殺するべきかどうかをめちゃくちゃ考えなければならない。「いい感じでボケられるかもしれないし・・・」「死にたくないし・・・」「しんどいの嫌だし・・・」って、すごい思うんだろうな。ああ〜嫌だ。

 

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帰宅後、会社のミーティング。バリウム検査のあとに下剤を飲んだのが、まだ・・・なんて言うのか・・・効力を発揮していなかったので、正直なところ気が気ではなかった。

 

さらに、息子が途中でめちゃくちゃ泣き出し、ミーティングの内容は全く頭に入ってこなくなった。

抱っこをしていないと泣き止まないのだが、抱っこをするとお腹をめちゃくちゃ蹴ってくる。やめろ!!! 効力が発揮されていないんだから!!!

 

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息子は幼稚園に行ってから、こういう泣きかたをよくするようになった。やっぱり疲れてるんだろうな。ちいさなかわいい男の子・・・。

 

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ミーティングも終わり、下剤が効力を発揮したあと、ふと思い立って体重を測ってみたら、めちゃくちゃ体重が落ちていた。昨日の夜に測ったときから、5キロぐらい落ちていた。like a 産後じゃん・・・。

ここ数週間、「カロリー制限してるし、歩いてるし、なのに体重が1キロたりとも落ちない」と嘆いていたのはなんだったのか。あすけんにも「目標達成おめでとうございます♪」と言われてしまったが、全然なんかあすけんのおかげとかじゃなかったので、申し訳ないな〜と思った。

 

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夕食を食べながら日プを観る。テコエ(推し)が変な髪型になっていた。あれは私の好みではない。

っていうかなんか好みの問題っていうか、本当に変だったことない? 美容師がテコエの髪質に慣れていなかったのでは・・・? テコエも今までの人生でブリーチとかしたことがなかったので、どういう仕上がりになるかが予想できなかったのでは・・・?

でも帽子をかぶってオレンジがチラッと見える感じは、とってもいいなと思った。あと、ネイビー地に派手な柄のシャツを着ていて、とてもよかった。あの服どこで売ってるの? 欲しいんだが。

 

プデュでデビューするかどうかはともかく、テコエが将来ライブを開催したら絶対に見にいきたい。テコエの作り上げるバイブスを私は推している。もうなんでもいいから、ずっと表現者でいてくれ。

プデュという場に参加しようと思ってくれて、私にあなたが表現者として生きているという事実を教えてくれてありがとう・・・HAPPY感謝・・・推しが呼吸をしているこの地球で私も呼吸をしている奇跡・・・。

 

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林真理子の本を読んでいた。林真理子、こいつめっちゃいいこと言うな〜! と思うときもあれば、何を言ってるんだこの女は・・・とギョッとしてしまうときもあり、だんだんなんか「林真理子という賢いライター」というよりなんか「知人の林さん」という気持ちで読むようになってきてしまった。真理子もそれを望んでいるのではないか(それは知りませんが)。

 

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平安時代の貴族は、親が子供のことを、カワイ〜ッ!!!! アア〜〜〜〜ッ!!! モ〜〜〜〜〜!!!! カワイイイィ〜〜〜!! と思ってしまうことを、心の「闇」と表現したらしい。

 

kotobank.jp

私からは以上です。