寝る(アンガーマネジメント)

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昨日はかなりしんどかった。

親に会った翌日はいつも疲れている。何も嫌なことを言われなかったとしても、体全体がグズグズに疲れる。肉体的な疲労が全然ないと思っていたから、こんなに疲労が翌日に出ると思わず、対応までに時間がかかってしまった・・・。

 

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私は、疲れると眠気が強くなるタイプ。

で、疲れにも2種類あって、

・対人関係でメンタルが疲れるときと

・単純に睡眠不足とか運動のしすぎとかで体が疲れるときがある。

 

眠気の感じがこの2種類では違うんだよな。

メンタルにダメージがきて眠いときは、まぶたがピリピリした感じになって、視界が狭くなった感じがする。頭の回転は全然普段と変わらないんだけど、機嫌が悪くなったときにそれを人に見せないようにすることが難しくなる。

体が疲れてるときは、まぶたが重くなって、体がノッタリするというか、脳の処理速度が遅くなる感じ。あんまり機嫌が悪くならないし、なっても、カフェインとかを摂取すれば、2時間ぐらいはなんとか明るく振る舞える。

 

私は、メンタルのダメージがきているときのコントロールのほうが難しい。

なんでかというと、

1)体にはそこまでダメージがきていなくて、割と動けてしまうから

仕事もできてしまうので、休むにはちょっと理由が弱い感じがする。風邪とかだとそもそも活動できないから「休んだほうがいいんだな」って分かるんだけど。

2)そもそも「メンタルにダメージきてるな」と即座には分からないことが多いから

あのときのあの発言で傷ついたんだなとか、そういうことが、私にはパッとは分からない。分かる人もいるらしいんだけど、それはなんか、たとえていうなら、絶対音感があるとか、そういう類のね、能力だから・・・。

3)「休みたい」とかって誰かに伝えるのが嫌になるから

メンタルが疲弊していると、あらゆる人との交流がダルくなる。休むためには誰かに休みたい意思を伝えないといけないんだけど、メンタルが弱っていると、なんか疑心暗鬼に陥ってしまいやすくなり、「どうせ"休むな"って言われるんだろうな・・・」とか、「どうせ嫌われてるんだろうな・・・」と思ってしまう。

ので、「もうとにかく休まず頑張って普段通りに仕事を続けて、あとで自分で時間を捻出して休もう」みたいな気持ちになってしまう。

 

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疲弊してるんだ、と思ったら、本当は頑張ることを放棄したほうがいいんだよな。でも、昨日はそういう理由が重なって、「まあまあ、まだ頑張ろう・・・」みたいな気持ちになってしまい、結局、息子にイライラしてしまった。息子だって昨日は知らない人と1日過ごして不安で疲れていたはずなのに。本当に悪いことをした・・・。

 

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ヤバいなあと思ったので、息子と一緒にドライブに出かけた。息子は、家を出て最初の信号を待っているときに後ろを見たらグッスリ眠ってしまっていた。息子も眠かったんだなあ。眠いのに、母親は怒ってるし、意味わかんなかっただろうなあ。えーん。ごめんよ。

 

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夕方5時半ごろ、もうきょうは寝てしまおうと思って、寝る支度を始める。息子のお風呂のときも、息子にイライラしてしまったのだが、そのつど心の中で「大丈夫、これでイライラするのは当然のこと」と自分に言い聞かせていた。

私の場合、イライラしないように頑張るよりも、イライラするのは当たり前だよね、と自分に向かって言ってあげるほうが、イライラがおさまりやすい。6秒待ってみるとかそういうテクニックはね、本当にイライラしてると思い出せないんですよね。

だから、息子を罵倒しまくるもう一人の「他者」を、心の中に設置する。「こんなクソガキ、わけわかんねえこと言うし、ムカつくよね、最悪だよね」と、その人は言う。私は全然そんなこと思いませんけど、息子にそんなこと思ったらヤバいでしょ、ぐらいの、常軌を逸した怒りを持つ他者が、私のイライラを抱擁してくれるのを待つ。分かるよ、普通のことだよ、大丈夫だよ、と言う。

それができれば、その場をやり過ごせるぐらいの体力は確保できる。

 

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昨日は、息子に怒るときはあったけど、最後の最後に、そうやって「怒りたくない」と思って、自分のイライラに抵抗することができて、よかった。

いつもは7時間睡眠なのだけど、きょうは9時間寝た。それでもきょうもやっぱりまだ眠い。きょうも9時間寝て、ゆっくり体調を直していくぞ。

 

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息子が将来このブログを読むことがあるかもしれないので付記しておくと、君の行動が悪かったわけではないのだ。

君がしたことは、たとえば、リステリンをグチュグチュして吐き出すときに、私の膝にかかったとか、そういう、誰でもしてしまうような、ミスですらないことなんだ。

でも母は疲れているとそういうことにもイライラしてしまったんだね。

君は悪くなくて、これは私の問題なんだ。

君が弱くて、私に反抗せず、私が何をしても私のことを愛し続けると私は知っていたので、君にイライラをぶつけることに躊躇いを持たなかったんだよね。

それは良くないと分かっていたから、いろんな対応法を考えている頃だったんだね、この頃はね。

 

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こういうのってどうしたらいいんだろうなあ、と思っていたところ、インターネットで下園壮太さんという方を知る。

style.nikkei.com

これはめちゃくちゃ、今の私向けの本だぞ・・・と思い、下園さんのご著書を2冊ほど読んだ。『寛容力のコツ』『「一見、いい人」が一番ヤバイ』の2冊。

似たようなことが書いてあったけど、私は、似たような内容の本を何冊も読むことで知識を定着させていくタイプなので、似たようなことが書いてあって助かる〜と思った。

 

まあしかし、2冊読んでみて思ったけど、結局こういうふうにメンタルが疲弊してしまったときは、休むしかないんだなあと思った。

色々小手先のテクニックはあるけれども、結局、たくさん眠れていて、美味しいものを食べていて、心身ともに万全の状態なら、多少イヤなことがあっても、そこまで不快には感じない気がする。

 

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なんかやっぱり、第二子が生まれても平和でハッピーな我が家を維持するために必要なのは、とにかく、

・疲れそうな人には極力会わないこと

・疲れたら即座に休むこと

・疲れていても動かないといけないときは、頑張って、怒りにのまれないように抵抗をしてみること

なのかな〜と今はボンヤリ思う。そのほうが、家族も平和だし、虐待かもしれないと不安に思いながら息子と接しなくても良くなるし、というかそもそも私が楽になれるのはいうまでもないし・・・。

 

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まあきょうはそんな感じです。きょうもがんばってお仕事するぞ〜。