死にかけだ、かわいさに全振り

雨には2種類あって、腹が立つ雨と、腹の立たない雨。

私は傘が嫌いなので基本的にささないことにしているのだが、それであまりにも濡れると、さむいし、服が乾かないしで、なんなわけ、と思う。そういうのが腹の立つ雨。

いまは腹の立つ雨が降っている。外に出たらその瞬間に腹が立つんだろうなと思いながら、ミロを飲みつつ書く文章。

 

2ヶ月ほど続いた体調不良が、じょじょに落ち着いてきた。

うーん。ずっと「落ち着いてきた」と言っている気がする。現在進行形を使うということは、落ち着いていないんだろうかね。どうなんだろう。渦中にいるときは、どれほどの勢いの渦に飲まれているのか分からない。

 

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今回は、体調不良で外見が全くとりつくろえないのにも関わらず「お母さんなんだから」と言われる機会が多く、けっこう参っていた。

 

参っていたというのは・・・。なんていうのかなあ。

今回は、外見的には女性らしさがまるきり死んでたわけなの。

筋トレもできないし、睡眠も取れないし、食生活も「ご飯だけのおかゆしか食べられない」って状態で、そんなだから肌も荒れる。

眉毛も伸びるわ、シャワーしてもドライヤーをする元気がなくて髪の毛はボッサボサになるわ、締め付けの強い服を着ていると気持ち悪くなるから健康ランドの館内着みたいなダサいワンピースしか着られない・・・もう〜めちゃくちゃションボリだった。

 

その一方で、お母さん(女性らしさを濃縮したような職業)として、頑張れ!! と言われるというのは、

まあ私の感じ方なんだけど、女性らしさのメリットは享受できないのに、デメリットだけは頑張って引き受けろ、と言われる感じで、つらいぜ、と思ったんだね。

 

しかし、きのうシャワーのあと、ふと香水を自分につけてみたら「いい匂いだ」と思った。今朝も香水の残った匂いを嗅いで嬉しい気持ちになったので、

これはいけるんじゃないか、と思い、おもむろに眉毛をカットしてみる。いい気分。

そのままマスカラをする。アイシャドウを付ける。上まぶたに薄いブラウン、下まぶたに濃いめのブラウン。

ブラシでぐるぐるシャドウをぼかしながら、化粧は楽しいなあ、と思う。

ついでにファンデーションも塗っちゃう。

前髪も伸ばしていたんだけど、ふたたび作る(毎回後悔するやつ)。

ついでに髪の毛も切っちゃう。

 

いい気分なので下着をかわいいやつにする。

服も気持ち可愛い感じに。上半身はオーバーサイズのシャツ、下半身はレギンスに。

カナダから帰国してからは「日本で生きる20代後半の女性は、こういう格好をしたらイタいだろうな」と思っていたのだけれども・・・。こういう格好って可愛いんだよな。許されるなら永遠にこの手の格好がしたいぜ。また白人の多い地域にいったら、10代に見てもらえるようになるなあ、そしたら永遠に思春期みたいな格好ができるんだけどなあ、とモンヤリ思うなど。

 

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そうそう、あと2ヶ月もすると30歳になる。

中2の子に「30歳になるのは怖い?」と聞かれ、「怖いことなのかどうか、なったことがないから分からない」と答えた。言ってみてから、まあそうだな、と思う。

 

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早く元気になって、肌荒れが治って、好きな服を好きなように着られるようになりたいな。好きじゃない服を着てると、自分に自信がなくなってしまって、なんでも否定的に捉えてしまう・・・。

 

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全然関係ないけどスキンケアの話。

体が弱りすぎてレチノールが使えなくなったので、緊急避難的にバクチオールのセラムと、セラミドの保湿クリームを使うことに。

ううう、レチノールが使えないと角栓が気になる・・・。

バクチオールは効果が出るまでに1ヶ月くらいかかるとのことなので、まあ肌の状態が元に戻ってもしばらくは使い続けようかなあ。うーむ。

 

はやく元気になりたいな。いつ治るのか。しばらく筋トレもドクターストップだし、悲しいぜ。