(夜は)/191017

君は温情のある道ばかり選んでいるように見える、見えるから私は不愉快な思い出を滴らせてここにいる言い訳をする

「ずるいって言ってばかりの人が嫌い」と知らない誰かが言っているのを聞いて思わず私は私の体内にある一つの言語を埋葬する 大丈夫どこにもなかったから これでいいのかな これでいいんだよね。(だから、)自己責任論者の水槽に浸って死んでるみたいな日曜日がまたやってくる

言いたい気持ちはそのうち忘れる 私はどこにもいないのか あなたの気持ちをさわろうとする 切り分ける 咀嚼する、

私はとてもいい子私はとても賢い子

君、は緑色のカゴにパプリカを入れる、食われるための鮮やかな野菜を放り込む、どうして全部できないんだろう私は思っている、指の先がもう重くてふざけているふうにしか見えないかもね

孤独な夜に染み込まない経血と願望を君は私の知らない誰かとの会話で埋める、穴を埋める、血が流れる日に正しい行い、がまるで経典に書いてあったみたい、私は思っている

知らない誰かの知らない言葉に対して夜はあまりにも弱いの、私を、傷つける、君を、傷つける、同じように、

どうして君なのと私は思う、大丈夫、を探すための私の行程を無意味にしてどこかからきてどこかに去っていく、過ぎ去ってゆく、

好きな人のことを好きと言うから私の取りうる選択肢は惨めなの 無限じゃないふうな今日は産まれてからきょうまでの続きだよね